兵庫国際交流会館における
国際交流拠点推進事業
GLOBAL NADA VILLAGE PROJECT

事業の趣旨

本事業は、神戸大学グローバル教育センターが独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)からの委託を受け、2024年4月から2029年3月までの5年間、兵庫国際交流会館を拠点として実施する国際交流拠点推進事業です。

神戸大学では、2016年10月から2024年3月の間、同会館において、国際交流の拠点を地域社会に形成すべく、留学生に対するキャンパス外での教育や地域社会での国際交流を中心とする各種プログラムを展開しました。

その成果を受けた本事業では、「日本社会に根ざす留学生教育及び地域における国際理解・交流の促進」をテーマとして、兵庫国際交流会館を「国際交流の場」としてさらに活用し、継続的な効果を生む事業を構築していきます。また、地域の各大学、行政機関、団体等と連携し、交流・支援のネットワークを広げつつ、地域社会における国際交流の 新たな可能性を創出すべく、”オフ・キャンパス”でのダイナミックな活動を実施していきます。


事業の目標

本事業は、日本社会に暮らす様々な人々が、言語・文化の多様性を認め合いつつ、外国人・日本人の垣根を超えて、活動できる多文化共生社会構築に寄与する高度グローバル人材を育成することを目指しています。

留学生においては高いレベルの日本語能力と日本文化への深い理解を身に着け、学生を含む日本人においては多様な価値観と国際感覚が養成されることで、それぞれがグローバル時代に社会の様々な分野で活躍できることが期待されます。

そして、本事業が構築した仕組みとネットワークは、多文化共生社会のためのコミュニティ形成につながると考えています。

事業の概要

本事業は、異なる言語・文化を持つ人々が相互に学び合い、理解し、継続的に交流する社会を実現するため、
①研究・学習・キャリア支援
②日本文化・社会理解教育
③多言語多文化による国際交流促進
④日本語教育実践者の育成支援

の4つの事業を柱として様々なプログラムを展開します。

事業①では、留学生が高度グローバル人材として日本に定着し活躍することを促進するため、留学生及びその家族に対し、日常生活から学習・研究まで、個々の日本語レベルや滞在目的に応じた教育・支援に取り組みます。

事業②では、留学生及びその家族が日本で安心・安全な生活を送るため、体験型のイベントを通じて、日本の社会・文化への理解を深める機会を設けます。

事業③では、地域における国際理解・交流を促進するため、留学生の言語・文化を活かした交流型のイベントを通じて、日本人が多様な言語や文化に触れる機会を設けます。

事業④では、留学生及びその家族に対し効果的な日本語教育を実践できる教育者を確保・育成するため、経験の浅い日本語教育実践者や養成課程受講者に対し、実習の機会を設けます。

事業の沿革

各機関の沿革

兵庫国際交流会館

兵庫国際交流会館は、留学生の宿舎として、平成11年3月に開館しました。

在館留学生相互の交流および留学生と地域住民、ボランティア等との交流、その他国際交流を深めるための各種施設を備えています。

詳細はこちら(日本学生支援機構のページ)

神戸大学グローバル教育センター

神戸大学グローバル教育センター(旧留学生センター)は、平成5年4月の設立以来、外国人留学生のための日本語・日本事情教育、修学・生活上のアドバイジングを行なっています。また、留学生を中心とした国際交流の推進や、そのための調査研究にも取り組んでいます。

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